2006/12/09

三橋節子と云う人

TVで画家三橋節子(ミツハシセツコ)が取り上げられていました。数年前に「三橋節子の愛と死」という古書を神田で見つけ、何となく引きつけられ名前と生涯を知ったわけですが、関節の病や利手喪失そして癌など生涯肉体的受難を浴び続けながらも、素朴な精神と凛とした気構えで紡がれる奇跡の物語がそこにありました。岩絵具を使い表現される群青色と朱色の淡い世界が印象的なんです。