2007/05/26

音、そして映像の資料として

なんと嬉しい事態か、VHSですり切れるまで見続けたノイバウテンの映像が2007年4月27日にDVDになって再発していた。しかも日本語字幕付き(プレスリリース)。

調子に乗って他のDVDやCDを大量購入、4万円を超えたので少し反省しつつも代表的なものをリストアップ。

まず、写真左上から

ジューイッシュ・カルチャー(ユダヤ音楽)にスポットを当てたDVD「Sabbath In Paradise」、お気に入りのデヴィッド・クラカウアー氏も登場する、クラリネット愛好家ならずとも押さえておきたい、観ておきたい。

ノイバウテン「半分人間」サントラCD付きスペシャル版、ブリッと臭い、当たるも八卦などなど・・・主観が入りすぎる為ノーコメント(それほど好きと云う事)

ノイバウテン「リスン・ウィズ・ペイン」日本版、こちらも主観が入りすぎる為ノーコメント

ノイバウテン「リーベスリーダー」日本版、またまた主観が入りすぎる為ノーコメント

マッシブ・アタックのプロモ集(これは破格の中古で)


写真左下から


安田芙充央「シューマンズ・バー・ミュージック」From Winter Winter
タイトル同名のバーが舞台のようで、終始傍らに響く客のザワメキもソロピアノに彩りを与えている印象、こういった具体音に映えるソロも中々心地よい、チョイスされた楽曲は“ムーン・リバー”や“風と共に去りぬ”など完璧なまでに射程範囲から逸脱しているが、それが逆によいのかもしれない。日曜朝向けのBGMにはうってつけのみっけモノ的内容。

北欧のバンドtriptykの題名なし(?)アルバム、フィドラにニッケルハルパにサックスという三人が奏でる音は所謂トラッド、本来ならばサックスがアコーディオンと入れ替われは“正当”なんだと思うが、空間を手づかみする様なこの三人の演奏は瞠目に値します。

ガイ・クルセヴェクとアラン・バーンのデュオ二作目、アコーディオン二台が絡むとこうも厚みを増すものなのです。前作はアコのみでしたが、今作は意欲的にピアノやMIDI機器も導入しています、また全体的に抑揚のある曲が多く触れ幅も広がったのが印象的ではあります。十分な範囲で、且つ順当に二人の欲がぶつかっていく様は次回作にも繋がる期待をやおら抱かせる内容。

テリーライリー『The Harp of New ALBION』。「5」という数字にこだわったピアノ作品、常に5度圏で演奏されるミニマリックなピアノ。二枚組で有に100分を超えます。アルペジオが気持ちのいいトリップ感を演出しています。ちょっと値が張りますが書架ならぬCD架に収めて損なしの永久保存版。