暗中模索する新到の自己対話、あるいはモノローグの断片、所謂、初演に向けてのメモ
有楽町は貿易センタービル38階からの眺め。眼下に広がる世界は、ジオラマの様な現実味とは程遠い明け透けな空間。新幹線には乾電池並木道にはセルロイドプラスチックのサラリーマンアクリル仕様の窓ガラス屋上の中心点を右回りに結んでいくと皇居に刺さるのだろう。今日も若葉が疼(うず)き出し、よしんば交歓を求め出す。まるでアコヤとシジミのロングパレード。